Column

Webクリエイトに必要な「コンセプト・メイキング」

本日の東京の気温は最高28℃の予報。5月中旬でこれですから、今から夏が怖いですね!
若干まだゴールデンウィークの余韻が残っていて頭がシャキッとしない私ですが、改めて仕事について思い出してみたいと思います。
仕事といっても様々考えながら物事を進めていかなければなりませんが、その中でもスムーズに事を運ばせる為には「コンセプト」設定が重要だと考えますので、本日はこちらをお題に!

皆さんは、「コンセプト」(Consept)について、どのようにお考えですか?
私は、初めて勤めた職場の上司から何度も何度も耳にタコができるくらいに聞かされた言葉、そして、全てのものの考えの根幹となるもの・・・それが「コンセプト」であると認識しています。
企画立案やWebデザイン制作などの前に、必ず考えなければならない「コンセプト」、具体的作業に入る前にしっかりと考え、準備しなければいけませんよね。
とは言っても、そもそも「コンセプトって何?」という方も非常に多いのも事実。
私達の身近に存在して、でも意外と気づかれていないこの「コンセプト」について、今回はクローズアップしたいと思います。

「コンセプト」について

まず、コンセプトの定義・・・説明、難しいんですけど(笑
いえ、この「コンセプト」というもの、非常に抽象的なボヤッとした部分もあり、私のイメージとしては「芯の通ったアメーバ」(?)みたいな考え方ですね。
ちなみに、Wikipediaではコンセプトについてこのように記載されています。

  • 概念
  • C++への採用が検討されていたプログラミング言語の機能。
  • コンピュータ史上、初めて発見されたマクロ型ウィルス。
  • ビジュアルアーツ傘下のアダルトゲームブランドの一つ。
  • 稲船敬二が社長を務めるゲーム会社。

・・・どう考えても、今回のお題に適する解釈は、一番上の「概念」ですね。

「コンセプト=概念」であればその内容の通り、コンセプトとは「命題の要素となる項であり、言語的に構成された場合に名辞となるもの。
事象に対して、抽象化・ 普遍化してとらえた、意味内容ないし指示対象で、普通、思考の基礎となる基本的な形態として、脳の機能によってとらえたもの。」
ということで、まさに「ブレることのない、ものごとの柱たる考え方」と言えるのではないでしょうか。
よって、コンセプトとは「企画立案やデザインなど物事のアクションを起こす際の基準となる考え方」と言ったほうが解りやすいでしょうかね?
ところで・・・そうなると、こんなことに悩みませんか?

そのガッチガチのコンセプトは、いつまでも貫き通せばいいのだろう?
時流に合わせてコンセプトを変化させてはいけないのか?

多分これは、「YES」でもあり「NO」でもあるのかな・・・と考えます。
確かにコンセプトとは、ブレのない全体を貫く基本概念と言えます。それは揺るぎのない事実です。
しかしその縛りは、時代の流れや状況の変化によってゆるやかに変化せざるをえないことがあります。
また、コンセプトと言っても「企業コンセプト」「事業コンセプト」「商品コンセプト」など、包括的なものから単一的なものまで多岐にわたって用いられるものなので、先ほどの「YES or NO」で言うなら、企業コンセプトなど包括的視点で考えるのなら長年を通じて一貫した理念をかかげ、商品コンセプトなどの単一的コンセプトで包括的コンセプトを軸にした時流に合わせたコンセプト立てをするのが理想的かと思います。
いずれにせよ、企画立案やデザインなど作業を行っている際に違和感を感じたなら、早い段階で見直しを図ったほうが良いかも知れませんね!
コンセプトが根本であると思い込みすぎて、本来の目的や目標を逸脱する可能性もありますから・・・って、そうなる事自体が「コンセプト設定が甘い」結果でもありますけどね(汗

ちなみに、kotobank.jpに掲載されているデジタル大辞泉の解説では

 1. 概念。観念。
 2. 創造された作品や商品の全体につらぬかれた、骨格となる発想や観点。

とあります。
この「創造された~」という表現に、何故かワクワク感を覚えてしまいます!

Webクリエイトに必要なプロセス
「コンセプト・メイキング」

やはり、企画立案やWebサイトデザインなどを行う際には、一つの目標指針ともなる「コンセプト設定」が必須ですね。
それがなければ「何を・どうする」ことも考えつかず、思いつきの形作りでしかありませんから。
なので、具体的な作業(アクション)を起こす前に、まずはコンセプト・メイキング(コンセプト設定)を行う必要があります。
コンセプト・メイキングの手法は様々ありますが、まずは単純に「自分たちのやりたいこと・やるべきこと」(Seedsをイメージしてみて下さい。紙に書き出してみると、頭の整理がつきやすいですよ!
次に「時代のニーズ・顧客のニーズ」(Needsを調べてみて下さい。そう、「マーケティング・リサーチ」というものですね!いくら自分達が「やりたい・やらなきゃならない!」なんて思っても、時代や顧客がそれを求めていない、それに興味を持っっていないようなら、そもそも自分たちのやるべき方向がズレている可能性がありますもんね。
(周囲なんて関係ない、自分がやりたいことをやるんだ!という方は別ですけどね。)
その上で、この両者を比較して紐づく何かを考える・・・自分たちが目指すべきところとニーズが合致しているのか、合致していないのは何故か、合致しているのならどのポイントが最も合致しているのか、その理由は何なのか・・・などなど、5W1H(Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)したのか。)に則しながら考えていくと、そこに見えてくるより簡潔でいて単純なイメージが湧いてきます。そう、「こうすると、こうなるんだろうな!」「こうしたら、ああなるんだろうな!」などなど、そこから導き出される共通のイメージや転換されたイメージがキーワードとなり、それがコンセプトに繋がっていきます。

Webクリエイトに必要な「コンセプト・メイキング|Webクリエイトに必要なプロセス「コンセプト・メイキング」

「コンセプト・メイキング」の基本発想は日常から!

さて、コンセプトについて簡単にお話してきましたが・・・「よくわからん!」という方も多いですよね(汗
私の説明が不足しているのだと思いますが、そもそも「コンセプト」というもの自体、なかなか言葉の定義だけじゃ解りづらいもの。
ぶっちゃけ、コンセプト・メイキング為の「黄金率」は存在しないと思います!(笑
かといって、それほど難しいものではないとも思います。
皆さんの周りをよく見渡してみて下さい。例えばテレビで流れるCM、よく耳に残るフレーズなんかもコンセプトから生み出されたもの。
場合によっては「コンセプトそのもの」なこともあります。
結局のところ、コンセプトとは「自由な発想で複数の相手にその商品(サービス)の基本的な考え方や方針を理解してもらうもの」ですから、これじゃなければならない、あれじゃなければならないという法則なんて、どこにもないんです。
むしろ既成概念を取っ払い、新しいイメージを訴求していく為の表現方法をコンセプトとするなら、その考え方や表現の仕方は「自由」であっていいと思います。

よく「コンセプトを考えて下さい」とオーダーすると、「これでいいですか?」とか「これで正しいですか?」と聞いてくる担当者がいます。でも理解して下さい、そもそも「正しい」も「間違い」も存在しないのです。(法令に準ずる限りね!)
ですから、もし皆さんがコンセプト提案をしなければならない際には、自信を持って相手に伝えて下さい・・・

「これが私の考えたコンセプトです!」

と。
でも・・・その為には自身のイメージだけでなく、しっかりした根拠・論拠も準備して、感覚論ではなく現実のマーケット市場に則した内容のもので相手に伝えて下さいね!
その為には、常日頃より周囲に気を配り、情報収集を絶やさないようトレーニングして下さいね!
雑誌を読んだりテレビのCMを観たり、Webサイトを閲覧した際に必ず「このデザインコンセプトはなんだろう」「このキャチコピーはどのようなコンセプトから生まれたんだろう?」なんてことを勝手にシュミレーションしてみるのも良いですね!
そしてできれば、自身が仕事や趣味まど今活動していることに対するコンセプトを考え見て下さい。
そしたら、もっと具体的な楽しみ方(方法)が見えてくるかもしれませんよ!

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